An Episode in The Known Worlds' Saga ---《 The Soldier 》 外伝


光の真名
ひかりのまな

第1章 『闇の目覚め』

… C-Part …



 桜が綺麗ね……桜子は、窓の外をぼんやりと見ながら、そんなことを考えていた。

「こんにちは」

 どこからか、男の声が聞こえる。

「龍之介君?」
「申し訳ないけどね」
「緒黒さん……」

 窓際の木から話し掛けてきたのは、淳だった。

「どうされたんですか?」
「いや、何か変わった事はなかったかと思ってね」

 桜子は、クスッと笑った。

「この間は、REM君。今日は、緒黒さん。皆、どうしちゃったのかしら?」
「いやあ。REM君が移ったかな?」

 淳は、にっこり笑って、桜子を見つめた。

「何も変わった事なんか、ありませんから」

 そこで、桜子は、少し顔を曇らせた。

「ほんとに何も……病気だって……」
「桜子ちゃん」
「はい?」
「元気を出して。どんな病気だって、必ず直るからね」
「ごめんなさい……」

 桜子は、淳を相手に愚痴ろうとしていた自分に気が付いて、顔を赤くした。

「桜子ちゃん」
「はい」
「早く良くなるように、おまじないをかけてあげようか」
「おまじない?」
「そう。俺のおまじないは、よく効くんだよ」
「ふふ。じゃあ、お願いします」
「それじゃ、まず目を閉じて」

 そう言われ、桜子は素直に目を閉じる。淳は、ふと悲しげな表情を見せると、桜子の方に手を差し伸ばした。このままでいるのが、君の幸せなのかも知れないのに……淳の腕に力が入る。感傷だな……このままでいれば、却ってまずい事態を招くだけだ……

「じゃあ、3つ数えるから、その後に、目を開けるんだよ」
「はい」

 淳は、ゆっくりと息を吸い込むと、数を数えはじめた。

「3……2……1……」
「………」
「はい!」

 ぱちっと、桜子の瞳が開いた。そこに……彼女は、そこに光を見た。

「!?」

 光は、目の前にますます集まってくる。

「緒黒……さん……?」

 やがて、まぶしい程に光が集まる。だが、桜子は、目を閉じる事ができない。

「い……いや……」

 桜子は後ずさろうとした。だが、体が動かない。

「いや……怖い……」

 光が急速に集まり、ますます輝きを増している。そして、突然、光がはじけた。

「ああ!……」

 桜子は、遠のいていく意識の中で、やっと、大切なことが思い出せたことを悟った。




 そして、REMも、自分の中で、何かがはじけた事を感じていた。

「な、なんや、今のは?」
「どうしたの? REM君?」

 REMは、返事を返せなかった。体が硬直している。

「REM君? REM君!?」

 京子の呼ぶ声が遠くで聞こえる。だが、意識を集中する事ができない。余りに……余りに強烈な、記憶の奔流が彼を包んでいた。

 なんやこれは! 心の中で、彼は叫んでいた。

『時が来たのです。目覚めなさい。光の使徒よ……』

 光だ。能力が目覚めたときより、もっと強烈な光が、REMの目に入ってくる。

 やめろ! やめてくれ! 一体今度は、何なんだ!

『時が満ちたのです。戦いに備えなさい……』

 戦い? 誰と戦うんや? 何の戦いや?!

 だが答えはない。光はますます強く、激しくなってくる。そして、忘れていた記憶が次々と、頭の中に蘇ってくる。激しい目眩がする。もう、立っている事ができない。

「うわぁぁぁあああああああ!!!」
「REM君!!」

 REMは、ばったりとその場に倒れ込んだ。京子が何か叫んでいる。やがて、それも聞こえなくなった。




「それにしても、爆発事故だなんて、本当に大変だったわねえ」

 スタジオに向かう車の中で、ひかりがそう呟く。

「うん……でも、なんともなかったから……」
「まだスタジオまで時間があるから、少し休んだら?」
「うん……」

 可憐は、体を窓に寄りかからせると、目を閉じた。あれは一体、何だったのかしら? まだ体が震える。突然現れたクラスメートが、私たちを殺そうとした……まるで、マンガか小説だわ。あんな、あんなことが本当にあるなんて……

 可憐は、確かに見ていた。闇が西御寺の手の中に集まり、それが、友美に向かって一直線に飛び、爆発を起こしたのを。

 そんなこと、誰も信じてくれやしない……それに、空から現れたあの人……いずれ、私たちにもわかるって言ってた。しばらくは、大丈夫だとも。一体、何が起こってるんだろう……いつになれば、わかるんだろう……

 もはや、不吉な予感は、確信へと変わっていた。絶対に何かある。この間から、思い出せそうで、思い出せない何かは、きっとこれに関係があるんだ……

「可憐ちゃん、起きて。着いたわよ」

 どれくらいそうして考えていたのか、ひかりに声をかけられ、目を開けると、そこはテレビ局の駐車場だった。ひどくのろのろとした動作で、可憐は車を降りる。

「顔色が良くないけど……しばらく、休ませてもらう?」
「ううん……平気」

 そう言って歩きだそうとした可憐の足が、凍ったように動かなくなった。関係者以外立ち入りができないはずの、この駐車場に、あの「女性」が立っていたのだ。呆然とする可憐の頭の中に、先程の会話が蘇ってくる。

『ほら、私が図書室で本を読んでたとき、長岡君が、やっぱり、訳のわからないことを言いに来たことがあったでしょ』
『そういや、そんなこともあったな。洋子が私の様子を見に来たこともあったし』
『それなら、唯の家にも西御寺君が来た事がある』

 まさか……あの人も……

 くるみと名乗った、その女性は、可憐を見つめて立っていた。やがて、ゆっくりと微笑をもらす。心の底まで凍てつきそうな、冷たい笑いだった。

「きゃぁああああ!!!」
「可憐ちゃん! どうしたの!?」

 その場にしゃがみこんだ可憐は、俯いたまま、震える手で、くるみのいた場所を指さした。

「あ……あの人が……あの人が……」
「どうしたの? 誰もいないわよ」
「嘘……あそこで、私の事見てる……」

 可憐は、まだ顔を上げようとしない。うずくまって、体をがたがたと震わせている。

「可憐ちゃん、大丈夫よ。誰もいないわ」
「嫌……あそこで、私を見て笑ってる……」
「本当よ。誰もいないから」

 恐る恐る顔を上げてみると、確かに、もう誰もいなかった。

「そんな……」
「取り敢えず、控え室へ行って休みましょう」
「………」

 可憐は、青い顔をして、ひかりにすがりながら立ち上がった。確かに、いたのに……

「歩ける?」
「うん……」

 どういうこと? さっきまで確かに……再び、屋上の事が思い出される。目の前から掻き消すようにいなくなった西御寺のことが。

「あの人も……あの人も……同じ……」

 どこにいても、自分は監視されている……可憐は、体がまた震え出すのがわかった。




 唯は、ずっと青い顔をしたまま、黙って歩いている。無理もない……龍之介は、そんな唯を見ながら考えた。

 あんなことがあったんだからな……それにしても、何で屋上であんな爆発が起こったりしたんだ。爆発を起こしそうなものは、ガス管はおろか、花火すらないところだっていうのに。

 その上、いずみと友美の様子もおかしい。当分の間、唯のそばについていろって、どういうことだ? ナンパに出歩く事も駄目だってのは? 何があったのか聞いても何も言わないし、唯は唯で、何かに怯えるばかりで、何も話しちゃくれないし。本当に、どうしちまったんだ?

 一体、何があったんだ?

「お兄ちゃん……」
「なんだ? 唯?」
「唯たちが屋上にいる間、何か変わった事、なかった?」
「いや、別に何もなかったぜ」
「そう……」

 唯は、たまらなく不安だった。何もなかったと聞いても、ちっとも安心できない。間違いなく、龍之介に何か良くない事が起きる。それは、もはや予感などというものではなく、確信と言い得るものになっていた。

 どうしよう? 今の唯じゃ駄目だ。お兄ちゃんを守り切れないよ。

「おい、馬鹿芳樹。こんなとこで、何やってんだ」

 え? 唯は、顔を上げた。道をふさぐように、芳樹が立っている。その目は、じっと唯に注がれていた。あの目……唯は、体がぞくっと震えるのがわかった。屋上で見た、西御寺君の目と同じ、闇のように冷たい目。

「お兄ちゃん……」

 唯は、龍之介にしがみついた。どうしようもなく体が震える。芳樹君もそうなんだ。逃げなきゃ。早く逃げなきゃ。

「どけよ。邪魔だろ」

 駄目だよ、お兄ちゃん。そんなこと言ってる間に、逃げないと。

「くっくっく……楽しみだよ……」
「何がだ」
「内緒さ……くっくっく」
「おい。俺は今、気が立ってるんだ」
「くっく。ごめんよ。さ、通ってくれよ」

 芳樹は、大人しく端に寄って、二人が通りやすいように道をあける。

「さっさと消えろ。目障りだ」
「ひどいなあ……くくく」
「行くぜ、唯」

 龍之介は、芳樹を無視して歩き出す。唯は、龍之介の腕に顔を埋めながら、芳樹の傍らを通り過ぎる。だが、そうしていても、あの、冷たい目が、自分を見ているのが感じ取れた。

「お兄ちゃん……」
「ああ? 芳樹なんか気にすんな。どうせ、変態写真を撮るのが関の山なんだからな」

 そんなことないよ。あれはもう、芳樹君じゃないよ。お兄ちゃんが危ないよ……

 喉元までその言葉が湧いてくる。だが、唯はそれを口にすることはできなかった。どう言えば、納得してもらえるか、頭が混乱して、唯にはわからなかった。




「とにかく、事態がはっきりするまで、一人きりになるのは、やめた方がいいな」
「そうね。緒黒先輩は、もう少し待てばわかるって言ってたし」

 いずみと友美は、唯のことを龍之介にきつく言って、送り出した後、取り敢えず、今後のことを、二人で相談する事にした。いずみを連れて家に帰った友美は、今晩、いずみの家に泊まる事を母親に告げた後、窓から龍之介と話をし、とにかく、唯から目を離さないことを、再び約束させた。龍之介は、あからさまに訝しがって見せたが、何も見ていない彼に説明してみせたところで、無駄だ。そう思った友美は、約束を取り付けると、さっさと窓を閉め、手早く着替えをバッグに詰め込んで、玄関に舞い戻った。

「龍之介の奴、何か言ってなかったか?」
「何か聞きたそうだったけど、説明してわかってもらえるものじゃないし」
「そりゃそうだな。私だって、まだ信じられないんだから」
「それより、時間が惜しいわ。行きましょう」
「そうだな」

 二人は連れ立って玄関を出た。それにしても……あれは、人間業じゃない。いずみは黙って歩きながら、考えた。一体、西御寺に何が起こったんだ。それに、どうして私たちがあんな目に会わなくちゃいけないんだ。

『君たちの抱えていた不安が、現実のものになりつつあると言ってもいいかな』

 緒黒先輩は、確かにそう言っていた。だけど、あれは漠然として、掴み所のないもので、とてもあんなことに繋がるようなものとは思えなかった。

「いずみちゃん」
「え? 何だ?」

 友美に呼ばれて顔を上げたいずみは、道の傍らに洋子が立っているのを見た。

「洋子じゃないか」
「わかってるわ。でも、様子が変よ」
「変?」

 そう言われてみると、こちらをじっと見てはいるが、声をかける様子もない。この間のこともあるので、黙って通り過ぎることも考えたが、何か意図があって、ここで待ち伏せしていたことも考えられる。いずみは、思い切って声をかけることにした。

「おい洋子、どうしたんだ?」
「さっきは災難だったな」
「まあな」
「それでひとつ忠告しといてやろうと思ってな」
「忠告?」

 洋子は、いずみに近寄ってくると、低い声で、囁くように言った。

「いいか。何か思い出しても、余計なことをするなよ」

 いずみはもちろん、それを聞いた友美も、背筋に冷たいものが流れるのを感じた。

「どういうことだ?」
「言葉の通りさ」
「何か知ってるんだな」

 だが、洋子は薄っすらと笑みを浮かべるだけで、何も答えない。

「おい、洋子」
「いずみちゃん。行きましょ」
「でもな、友美……」
「いいから!」

 友美は青い顔をして、いずみを引きずるように歩きはじめた。洋子は黙って、二人の後ろ姿を見送る。

「どうしたんだ、友美。洋子の奴、何か知ってそうだったんだぞ」
「知ってるでしょうね」
「なら、何がなんでも聞き出さないと……」
「気が付かなかった?」
「なにが?」
「洋子ちゃんの目」
「洋子の目?」
「西御寺君と同じ目をしてたわ」
「な!……」

 いずみは、慌てて後ろを振り返ったが、もう洋子の姿はなかった。




 日が暮れて、家々に明りが灯る頃。都築家の居間では、年配の男と、同世代の女性、それにコズエが、テーブルを囲んでいた。

「さて、明日からのことを打ち合わせとこうか」
「ええ」
「ええと、コズエ君は、明日からこちらの学校に通うことになる」
「え? でも、それでは、任務が……」
「そう思うんだけどね。君くらいの年頃の子が、昼間からうろうろしてるのは、どうもこちらの習慣では、良くない事のようなんだ」
「はあ……」
「まあ、余り遠くへ行かれても困るんで、同じ町内にある八十八学園というところに入学できるようにしておいた。こっちのコンピュータシステムが、至極原始的で、助かったよ。でないと君は、家からも出られなかったからね」
「はい……」

 コズエが、恐縮したように首をすくめる。それを見て、男はにっこりと笑った。

「君の責任じゃないさ。その分、休みの日は頑張ってくれ」
「はい」

 そこで彼は、もう一人の女性の方に向かって話し掛けた。

「で、君は、この町から始めて、近郊を探査してくれ。遠方は、俺が担当する」
「あら、そんなことをするより、単純に方角で分割したら?」
「それが手っ取り早いんだけどね」

 苦々しげな口調で、男が言う。

「どうもこの世界では、結婚している女性は、一人で遠方へ出かけたりしないことになってるようなんだ」
「まあ、変わってるわね」
「一夫一婦制なんぞという、原始的な制度をとっている世界なんて、どこも似たり寄ったりのようだがね」
「仕方ないわね。あくまで目立たずが、基本だから」
「そういうことだな。さて、もちろん、目的は、『ソルジャー』を見つけ出す事だが、それは、予め腕に埋め込んだセンサーが、勝手に反応してくれるから、互いに連絡を取り合っていれば問題無い。それよりも……」
「『やつら』と遭遇した場合ね」
「そう。その場合は、出発前の訓示にもあったように、できるだけ戦闘を避けて、逃げてくれ。最悪、交戦しなくてはならなくなった場合も、できるだけ、原住民に被害を与えないように気をつけなくちゃならない」
「やっかいね」
「仕方ないよ。正式にコンタクトのある世界じゃないしね。で、武器だけど、普段持ち歩くのは、MDLフェイザーにしようと思う」
「あれで役に立つの?」
「だからと言って、それより大型の武器を持ってたりしたら、あからさまに怪しまれるよ」
「そう? 確か、この世界の武器に偽装してあったはずだけど」
「今いる行政地域は、武器の携行が法律で禁止されているようでね。どこにでも隠せるものでないと、困るんだ」
「あれこれとうるさいのね」
「そうしておかないと、すぐ無秩序状態になるんだろ。道徳レベルも数千年は遅れてるようだから」
「やれやれ」
「コズエ君も、忘れずに持っていてくれよ。例え学校の中とはいえ、向こうは構ってくれないからね」
「はい」
「それと、定時報告は、コズエ君が担当してくれ。私たちは、場合によっては、ここへ時間までに帰れないこともあるからね」
「はい」
「さて、じゃあ、細かい探査方針だけど……」




 先負町。すっかり日の暮れた道を、桜木邸に向かって歩く、京子の姿があった。

「すっかり遅くなっちゃったなあ……」

 ぼんやり歩きながら、ふとREMのことを思い出す。

「何ともないって言ってたけど、本当かなあ?」

 昼間、REM君が倒れた時は、本当に仰天した。いつも健康優良児そのものって感じなのに、今日に限ってぼうっとしてたし、変だとは思ってたんだ。それで、大慌てで救急車を呼んでもらったら、いくらもしないうちに、ケロッした顔で、ボク、どないかしたん? だもん。人をあれだけ心配させて、あったまにきちゃう!

「今度、絶対に、何かおごらせるからね!」

 言ってから、慌ててしまった、という感じで口に手をやる。

 いけない、いけない。こんな近所で大声出したのが、お父様にばれたら、またお小言を言われちゃう。気をつけなくちゃ。

 ふふ、と笑ったその時、道をふさぐように立っている男の姿が目に入った。

 こんな時間に、誰だろう?

 男は、ゆっくりと京子を見据えると、身体の芯まで凍りそうな声を出した。

「桜木 京子さん?」
「そうだけど。誰?」

 街灯の光の加減か、顔がよく見えない。

「お待ちしてました」
「待ってた?」
「ええ。こうして、誰もいないところで、あなたと会えるのをね」

 男のただならぬ様子に、京子は体を固くする。

「誰? 答えなさいよ!」
「お忘れですかな?」
「顔も見せないで、お忘れも何もないでしょ!」

 男は、ゆっくりと京子に近づいてくる。京子の頭の中で、警戒のシグナルが鳴る。この男は危険だ。逃げるのよ、京子!

「駄目ですよ、逃げたりしたら。やっと見つけたんですからね」
「だ、誰!?」

 まるで、京子の考えていることを読み取ったかのような言葉に、背筋がぞっとするのを感じる。

「あなたをよく知ってるものですよ。とてもよくね……」

 男はますます近づいてくる。頭の中で、何かが早く逃げろと、告げているのに、足が動かない。

「わ、私はあなたなんか、知らない!」
「そんなはずはありません。忘れているだけですよ」
「忘れて?……」
「今、思い出させてあげますからね……」
「そ、それ以上近づかないで!」

 男は何も答えず、少しずつ近寄ってくる。逃げるのよ! 早く! 京子の頭に、悲鳴のように同じ言葉が繰り返し浮かぶ。だが、どうしても体が動かない。

「や、やめて!……それ以上、近寄らないで!」
「怖がる事はありません……何も怖がらなくてもいいんですよ」

 冷え冷えとした男の声。た、助けて……助けて! REM君!

「ほら……」

 そう言って男は、京子に手を差し出した。指先に真っ黒な閃光がひらめく。

「い、いや……やめて!」

 男の指から、何かが京子に向かってほとばしる。

「きゃぁぁぁああああああ!!!」

 助けて! REM君!

 悲鳴と共に、京子の体は闇に包まれ、次の瞬間、持っていた鞄だけを残して、京子と男の姿は消えた。





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