誰が定めたのか。
光ある意志が善であると。
誰が定めたのか。
闇潜む意志が善であると。
善なるもの、悪なるもの、
それは等しく
生ある意志が負うべきものなり。
汝らは幸いなり。
神の祝福を待つ身であるゆえ。
汝らは幸いなり。
魂の呪われしことを怖れるがゆえ。
幸いなり
幸いなり
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Prologue 光と闇の幕開け A-PART B-PART |
当事者にとって、事件は常に唐突に発生する。2000年の時を経て蘇った悪夢に、ノウンワールドは戦慄し、直ちに対策を―「災厄」に対処すべきコマンダーと「彼」を探し出すリサーチャの派遣―講じた。 一方、そんなことなどどこ吹く風と今日も今日とて仲の良い(?)唯と龍之介。だが、ふとしたことで龍之介が見つけた父の発掘品が、災厄の舞台の幕を開くこととなった。 来るべき過酷な運命は、重い不安を少女たちに課す。 |
第1章 闇の目覚め A-Part B-Part C-Part おまけの用語集 |
それは4月の始業式に始まった。唯・いずみ・友美・可憐を襲う級友の一人。 なぜ!?なぜ殺されなくちゃいけ……! 恐怖に絶叫することもできず運命に流される4人。 そして、事態はそれだけに止まらず、彼らは先負町へ―桜木京子へも触手を伸ばしていた。 |
第2章 光の目覚め A-Part B-Part C-Part D-Part おまけの用語集 |
そして……封じられた過去が蘇る。唯の、友美の、そしていずみの悲しい過去が蘇る。彼女たち以外に誰も知るものもなくなった過去が。 感傷に浸る間もなく戦いはやってくる。それは幾度も繰り返されてきた、その度ごとに悲しみを生んできた戦いの始まりでもあった。 |
第3章 戦いへの序曲 A-Part B-Part C-Part おまけの用語集 |
愛するものとの戦い。それすら躊躇することは許されない。だが、心を殺し、使命に殉じたとて…… 壊れかけた心を癒す暇も与えず、新たな刺客が可憐を襲い、思い悩む唯たちを嘲笑うがごとく闇の手が伸びる。 唯たちの戦いにショックを隠せない龍之介は、こずえの叫んだ意外な言葉に完全に混乱する。 「お願いです!戦って下さい!ソルジャーとして!……」 |
第4章 目覚めぬ者 A-Part B-Part C-Part D-Part |
そして唯たちは龍之介の前から消えた。桜子の体に異変が起こり、京子は救い出されたものの、精神を閉ざしてしまう。 龍之介は美沙と出会い、かつてあった光と闇の戦いを聞かされる。驚きに息を呑む彼の前で、突如として光と闇の戦いが再び勃発する。唯の姿を求めて龍之介は街へ出た。 |
第5章 一瞬の風景 A-Part B-Part C-Part D-Part E-Part |
かつてあった戦い。アミア・フロイラインはレディ・ガーディアンと戦いの中で出会った。穏やかな幕間劇を演じる彼女たち。だが、それぞれに語られるさらなる過去は彼女たちの運命の破綻を静かに指し示していた。 一方、激しく負傷しつつも唯を見つけた龍之介は、その愛を確信する。唯は、愛する者を救い、愛する者から口づけを受ける幸せに酔う……それが、事態を急変させるためのトリガーでもあったことを知らず。 |
第6章 彷徨う少女たち |
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第7章 愛……そして戦い |
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第8章 グランドインパクト |
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Epilogue 巡りくる季節 |
Intermission Starlight Christmass |
まだ何も知らずに過ごせた頃のこと。ある日の夜に、いずみちゃんが体験した不思議な出来事。 部屋の中に突然現れた「自称サンタ」。仲良しのしーちゃんのことが心配だったいずみちゃんは、彼に「お願い」したのです…… 本編の事件から数えて、11年前のエピソード。 |